個の時代が到来
前回の「セキュリティについて考えてみる」でも述べたが現段階では広告が個人に最適化される段階にきている。スマートフォンのマイクやウェブの利用履歴から使用者の嗜好や生活スタイルを把握し、それに沿ったコンテンツを進めるように広告業界は変化してきている。 このパーソナライズされる環境というのは広告に限った話ではない。
もうだいぶ前から来ている気もするが以前は企業といった単位での経済圏だったものが今は個人が台等する時代になってきている。 わかりやすいところでいうとYoutuber然りブロガー然り。もちろんそういった人たちが出てくる前から写真家や建築家、クリエイターなどの個人的な活動を主にしている人ももちろんいたが近年の技術や記録媒体や製作ツールのクオリティの向上や低価格化が進んだことで一般の個人がアウトプットできる力が飛躍的に向上したのが原因だ。
それに伴いYoutubeなどのプラットフォームも個人にフォーカスしてきていることがわかる。
以前はある程度規制がゆるく様々な動画がアップロードされていたが、違法なコンテンツの排除はもちろん、クリエイターに利益がもたらされるような収益構造にすることでクリエイターの囲い込みをすることでプラットフォームとしての位置を固めてきた。最近はYoutube Musicなどのサービスを開始し、今まで無料で視聴することのできた音楽アーティストの楽曲が定額制サービスに入らないと見れないようにしアーティストへの収益還元をする形を取るようになってきた。 これが良いことかそうでないかは置いておいて、今後もこの流れは加速されるものと推測される。(例えばYoutube Educationなどのサービスができ、教育系や本当に有用なHow to系動画は有料化されていくなど)
第三者の淘汰
今までは出版社や広告代理店といった中間業者が入り大幅なマージンを取っていたがプラットフォーマー自体と個人が直接つながり低い手数料で収益を享受できるようになってきたということが個人の発信力が上がってきたことを後押ししているようだ。
自身でもいくつかプラットフォームを運営しているが第三者の中間搾取が無いような仕組みを採用しているプラットフォームは時が経過するごとに規模が大きくなっていっている。
正しい努力をしたらその分結果が目に見えやすい時代がきている。ただし、会社や企業といったものの力は弱まっているので会社員のようになんとなく仕事をしていても給料がもらえるような状況とは違い、動かなければまったく結果がでないということでもある。
個の発信力
自分は今年からTwitter以外でのSNSは殆どしなくなった。自分の中で発信力を高める事とはどういうことかを考えたときに、SNSを通じて発信力を高めるのもいいのだが本質的にはフォロワーを増やして影響力をつけるなどということではなく、自身のスキルやできること、行動する力を増やしてどんどん作品やクリエイションをしていく事が大切だと気づいたからだ。 そのためにはSNSの世界に浸かるのではなく、自分の足で動いて自分の目でみたフィードバックを通じて日々己を高めていくことが大切だ。
